対談 株式会社スペースキー様

アウトドアを軸とした事業展開と、それを支えるアドテクノロジー

  • 株式会社スペースキー
    事業推進本部 マーケティング部

    葛西 知 氏

  • 株式会社 サイバー・コミュニケーションズ
    メディア・ディビジョン

    武内 寿莉

「CAMP HACK」などのアウトドア関連のサイトのみならず、アウトドア事業を広く展開し、ユーザー数が急拡大している注目企業、スペースキーさんに広告収益化でのCCIとの取り組みについてお話をうかがいました。

武内

それではさっそくですが、貴社が運営されている各サイトのご紹介をお願いします。

葛西氏

スペースキーは、「もっと自由なアウトドアを、すべての人へ」をビジョンに、月間約1,000万人が利用するアウトドア業界最大のWEBメディア群、ポータルサイトを運営しています。その中でCCIさんとお取り組みいただいているのは、アウトドアの様々なシーンを記事を通じて配信ししているキャンプWEBマガジンの「CAMP HACK」、山を楽しむ記事を様々なシーンから配信している登山WEBマガジン「YAMA HACK」、釣りを楽しむ記事を様々なシーンから配信する釣りWEBマガジン「TSURI HACK」、そして、国内シェア最大級のキャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」です。

武内

昨年よりもさらにユーザーが増えていますよね。

葛西氏

昨年よりも増えて、キャンプシーズンや夏にむけて、今年はさらにユーザーが増えていく見込みです。

武内

アウトドアというと男性の比率が多いように思えますが、最近は、グランピングや山登りなど、若い女性が興味を持ち御社サイトを閲覧しているように見受けられます。男性のみならず、さまざまな属性のターゲットもが増えてきているのではないでしょうか。

葛西氏

そうですね。ファミリー層や、教育・子供向け、女性ターゲットのクライアント様からの広告出稿も増えてきています。

武内

自動車やアルコール飲料等もよくお見かけする気がします。

葛西氏

アウトドアメーカー以外にも、弊社ユーザーさんは、自動車の所有率が9割を超えるため自動車メーカーや、キャンプ場で楽しむ際の飲料、さらに登山や釣りなども含めると日焼け止めや美容関連などの引き合いも増えています。また、最近、ハウスメーカーや、美容系、アパレルさんで動画やバナーのクリエイティブ、またはオウンドメディアなどで、キャンプや登山といたアウトドア訴求のものを目にすることが増えました。そういった広告主さんはぜひ弊社メディアで広告掲載を検討していただきたいですね。

武内

最近はWEBメディア事業にとどまらず不動産事業等にも展開を広げられていると伺っていますが、貴社として、どういったところに注力されているのでしょうか。

葛西氏

WEBメディアにおいては、高品質な記事を制作する編集体制の整備を重視しています。わたしは、広告枠のマネタイズ担当しているのですが、弊社がかかげる 「アウトドア産業の持続可能な収益化支援」をもとに、弊社メディアを通して広告主さんが広告を通し「アウトドア」で課題解決ができると認識いただければ、プロモーション予算など弊社だけでなくアウトドア業界へいただくことで収益、底上げのきっかけになれたらと考え動いています。ただ、メディアはユーザーさんがあってのものであるため、読者のつながりを考え、記事に合った、体験を邪魔しない広告を掲載していきたいです。ビューアビリティなど、必要性は高く感じていますが、あくまでもユーザーさんの体験を邪魔しない、阻害しないことを考えてからのビューアビリティの数値だと考える順番を間違わずにしていきたいです。その他、アウトドア関連でこれまで要望が多かったキャンプ場の不動産事業や、他にもアウトドア用品のリユース、求人、アプリ事業など、アウトドアを軸とした事業の横展開を行なっています。

武内

オフラインも力をいれられているのですね。

葛西氏

そうですね。事業部によって、地方創生にむけた施設や、観光商品との取り組みも行なっています。またメディア運営で培ったノウハウを活用した地方自治体等の活性化支援も行っています。今年、環境省と「国立公園オフィシャルパートナーシップ」を締結させていただきました。

CCIとの取り組み

武内

そうした中、弊社とは1年ほどお取り組みをさせていただいていますが、なぜCCIをお選びいただいたのかをお聞かせ頂けますか?

葛西氏

広告在庫の収益化は勿論ですが、メディアの事、ユーザーの事を考えてご提案いただいていると感じる点が一番だと思います。

あとはPMPなどで、幅広い知見と案件をお持ちのため、そうした情報も頼りにさせていただいています。

また、前職でもIPMサービスにおいて武内さんにご助力いただいており信頼してお任せすることができたのも一因です。 BX管理画面を通じて接続SSPの推移を確認することか常時可能なため、安心して任せることができます。

武内

ありがとうございます!具体的な取り組みとしましては、まずIPMサービスをご利用いただいてます。1年前から「CAMP HACK」「YAMA HACK」「TSURI HACK」「なっぷ」の4メディアでIPMの運用をさせていただいきました。

そのあと、弊社のヘッダービディングラッパーソリューション「BEYOND X Header Bidding Wrapper」を導入いただきました。

導入にあたっての決め手や、懸念点などはありましたか?

またよろしければ導入後の効果もお教えください。

葛西氏

導入においては、正直タイミングが良かった、という点もあります。

海外プラットフォームのヘッダーソリューションを導入して2、3ヶ月経った時期だったのですが、それだけだと効果が上がっていることは分かっても、その結果が最大限なのかどうかが分からず、何か併用して比較検討したいと考えていた際にお声がけ頂きました。

武内

弊社が取り組むのは意外でしたか?

葛西氏

これまで提案いただくのはやはり海外のプラットフォーマーからが多く、そこしか頭になかったので。ですが、いままでのCCIさんとの取り組みを通じて信頼関係もあったので導入を決めました。

実際、現在、枠にもよりますが全体で105~130%程収益が向上しております。

武内

ありがとうございます。現在、貴社メディアにおいては、PMP案件のご紹介数が増えていると感じます。

PMP案件は昨今、女性商材や飲料メーカー等に対して、キャンプ、ゴルフ、スポーツ等のターゲティングをかけているケースが多いです。

フィルレートではまだご期待に応えられていない点もあるかと思いますが、DMPの活用で徐々にフィルレートも向上している印象です。

現在、データ収集の期間を経て弊社DMP 「PrediX」と掛け合わせて配信を行っていく段階ですが、この取り組みにおいて今後御社としてどうしていきたいか、意向をお聞かせください。

葛西氏

サイトへの来訪ユーザーの属性等の分析は正直これまであまり力をいれられていなかったところですが、今後は案件によってユーザー属性をメディア横串で繋げていきたいと考えています。収益向上の施策としてDMPをつかったターゲティングやCookieシンク等も重要になってくると思っています。

武内

おっしゃるとおりで、DMPの導入によるPMP案件のCookieシンク率向上はもちろんですが、純広告やオフラインでの訴求にも適用できれば、と考えます。

また、貴社メディア「CAMP HACK」「YAMA HACK」「TSURI HACK」それぞれでユーザー属性や広告効果に差があるのでしょうか?

葛西氏

そうですね、「CAMP HACK」「YAMA HACK」「TSURI HACK」ではユーザーも異なり、広告の案件も異なってきます。

「TSURI HACK」は9割男性、「CAMP HACK」と「YAMA HACK」は男性が6~7割と違いがありますので 、メディアの特性に応じて、ヘッダーソリューションを入れ替えたり、効果が良くないSSPを止めたりといった運用も今後は必要になってくると思われます。

CCIに期待すること

武内

それでは最後に、今後導入予定のソリューションなどがあればお聞かせいただきたいと思います。またCCIに期待していただいていることなどあれば、お聞かせいただけますか?

葛西氏

貴社は、IABの認証を取得されたり、「ヘッダービディング推進連合会」を発足されるなど、取り組みをご一緒している身としては非常に安心感があります。今後も海外のツールとの連携や、ビューアビリティ領域への取組み等も進めていただけると助かります。

また、多くのメディアさんと関わられている中で、弊社のメディアの立ち位置、ポジション、他のメディアと比較しての優位点や、修正点などアドバイスをいただけますと幸いです。

あとは、今後の話では、アプリ領域ですね。昨年リリースした「Sotoshiru」ではアウトドア関連の90以上のメディアを束ねています。つい先日、キャンプスタイルという写真を投稿する機能を一般ユーザーにも公開いたしました。

Instagramのようにユーザー間で写真をベースにしたキャンプの楽しさの「発信」「記録」「共有」ができる機能です。収益化はもう少し先の段階と考えてはいますが、今後ぜひ協力をしてほしいと思います。

武内

IPM→BEYOND X Wrapper→DMPと多岐にわたるソリューションをご導入の上、御社の収益向上に貢献できているようで嬉しく思います。ぜひWrapperへの接続プラットフォームの増加やその精査にご期待いただくとともに、ビューアビリティ計測やデータの応用活用等ご助力いただけますと幸いです。

すでに「ユーザー」そして「広告主」目線のコンテンツのご提供を重視されている御社サイトですが、更に“選ばれる媒体”になりますよう、弊社でもできる限りの協力をさせていただきたく思います。

「Sotoshiru」につきましては、せっかく多くのメディアさんがご参画されていますので「Sotoshiru」アドネットワークのようなものができたら面白いですね。

葛西氏

はい、現在は100以上のメディアさんにも参画いただいておりますので、今後アウトドアネットワークというようなものを、貴社のシステムを使って実現できれば、弊社コンテンツだけでなく、車や自転車、サーフィン、トレイルランニング等、幅広くアプローチすることができるかと構想していますので、ぜひご協力いただけますと幸いです。

武内

ありがとうございました!ぜひ今後もスピード感を持って、お取り組みをご一緒させいただければと思います。

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