CHEQ Meetup イベント報告

CHEQ AI Technologies Ltd

10月中旬。CCIでは、この程、パートナーシップ契約を締結したCHEQ AI Technologies Ltd (以下CHEQ社) の“リアルタイムアドセーフティ”のソリューションを媒体社の皆様に紹介するイベント CHEQ Meetupを開催しました。
今回は、その模様をお届けします。

CEO Guy Tytunovich氏によるCHEQのプレゼン

当日は、イスラエルのテルアビブより、CHEQ社CEO兼ファウンダーのGuy Tytunovich氏をお呼びして、CHEQの概要について、お話し頂きました。
Tytunovich氏は、まず、設立の経緯と現在のインターネット広告市場の問題点を次の様に語りました。

Tytunovich氏

私は、イスラエル軍という国防の分野でのサイバーセキュリティに約10年に渡って携わってきました。そこで培った技術力をアドテク分野に活かすことで、インターネットのエコシステムである広告市場を守ることができると確信し、会社を設立しました。

これまでのインターネット広告では、人でないボットのアクセスや、不正なコンテンツの隣に広告を掲出してしまっていても、気づくことすら難しいということが問題でした。メディアにとっても、これらの問題を放置することは、配信されたインプレッションを無駄にするだけでなく、インターネット広告の価値を下げ、広告によるマネタイズに悪影響を及ぼすことにもつながります。


次に、現在、問題となっているブランドセーフティとアドフラウド問題にCHEQのソリューションは、どの様に対処しているのかを語りました。

Tytunovich氏

ブランドセーフティを望む広告主がニュースサイトを配信先から除外することがある、というニュースを見ました。ニュースサイトは、報道機関としての特性上、当然、災害や殺人などのネガティブなニュースを報じることも多くありますが、そういう記事には掲載したくないという広告主もいるということです。また、アドフラウドに関しては、様々な手法が編み出されており、本日、お越しいただいた皆様の様なプレミアムな媒体社のサイトにもbotがアクセスしてきていると思います。CHEQはこれらの問題の解決策を提供できます。

CHEQのリアルタイムでのブランドセーフティ機能とアドフラウドブロッキング機能は、媒体社サイトのヘダーにCHEQのタグを入れてもらうことで可能になります。全PVをCHEQが高速で解析し、そのコンテンツの内容が広告掲載に適しているかどうかの判別を行います。この際にCHEQのシステムが、有効と判断した場合はブランドセーフティやアドフラウドブロッキングを望む広告主の案件を配信し、無効と判断した場合は広告配信自体を止めることや、他のSSP等にパスバックさせたりする事も可能です。CHEQのシステムではAIを使って、国防レベルのNLP(自然言語処理)でコンテンツの全ての要素を解析しており、単語だけでなく、文脈全体を判断し、広告掲載に相応しいのか、そうでないのかを判断しています。当然ながら、日本語にも対応しています。また、700以上のパラメータを30ミリ秒以内という超高速でアドフラウド判別することで、これらをリアルタイムにブロックすることが可能です。

その後、Tytunovich氏は、CHEQは、これらの機能に加えて、100% in-viewになったタイミングにだけ広告を配信するGuaranteed Viewability機能や、媒体社用の管理画面でDrag & Dropのアクションだけで簡単に新規の広告枠を作成し、広告配信が可能となるアドオペレーション機能をデモ画面を交えながら紹介しました。
最後にTytunovich氏は、プレゼンを次の様に締めくくりました。


Tytunovich氏

CHEQではこの程、新機能“Malware Detection”を開発しました。これは1年ほど前からパートナーシップの協議をしてきたCCIとの共同作業によって生まれたものです。この機能は、媒体社の広告枠をマルウェア等の不正な広告から守るもので、いわば媒体社のブランドセーフ機能と言えるでしょう。今後CHEQは、CCIとのパートナーシップでデマンドとサプライの双方のブランドを守るプレミアムかつアドセーフティな媒体ネットワークを構築し、健全な市場形成を目指していきます。

媒体社様を交えてのパネルディスカッション

続いてのパネルディスカッションでは、エヌ・ティ・ティレゾナント株式会社の福武雅則様(デジタルマーケティング事業部 広告営業部門長)、エキサイト株式会社の小林裕様(メディアサービス本部 副本部長 兼 メディアアライアンス部 部長)、CHEQ Japan株式会社の犬塚洋二様(カントリーマネージャー)にご登壇頂き、弊社安藤茂宏(メディアディビジョン エグゼクティブスタッフ)、吉田大樹( セールス・ディビジョン マネージャー)とともに 「アドべリフィケーション対策の現状とCHEQの活用方法」をテーマにそれぞれの立場でCHEQの活用方法をコメントしていただきました。
まず、弊社吉田より、営業側の立場から、広告主が行っているアドベリフィケーション対策の現状をコメントしました。

吉田

現在、デジタル広告業界の課題に対する意識は高まってきており、以前はブランドセーフティーやアドフラウドは海外の問題だと、どこか他人ごと化されている節もあったかと思いますが、日本でも様々なニュースがでてきたことで、自分ごと化する広告主様が増えてきていると感じます。

通常のアドベリフィケーション対策の方法としては、オープンオークションでDSP配信する際に、アドベリフィケーションツールを活用して、スコアがよくないところを事後にブロックしていくやり方が多いと思います。

次に、デマンドサイドに対して、CHEQで何ができるのかについて、CHEQ犬塚様よりお話いただきました。

犬塚氏

CHEQは、媒体社様のヘッダーにタグを一つ入れるだけで、広告主様のブランドセーフティ、アドフラウド対策、ビューアビリティの3つをコントロールできる“リアルタイムアドセーフティ”が実現できます。またアドオペレーション機能によって、より自由に、様々な広告枠をリアルタイムに作成することもできます。現在、グローバル市場においては、大手消費財クライアント様を中心にご活用が始まっており、日本でも大手ブランド様とのテスト運用が既に始まっております。


これを受けて、CCIが提供するBeyondX PMPとCHEQを組合せた商品化について、次のように語りました。

吉田

私達が提供しているPMPは、現状、プレミアムなサイト限定というサイトレベルでの付加価値を提供しています。 今後は、CHEQを使って現状のPMPより更に高い、コンテンツ単位でのフランドセーフとフラウド排除を組み合わせたPMP2.0という新たな広告商品を考えています。
ブランドセーフティーの観点でいうと、ユーザーに提供すべき情報であっても、ニュース記事を提供する媒体社様は、ネガポジで言えばネガな記事も提供しなければならないので、そういうコンテンツが含まれているサイトは、アドベリフィケーションツール上の数字が低くなってしまうことがあり、場合によっては、広告主様から除外されてしまいます。そのような媒体社様に対して、CHEQを使って、ニュース面やブログ面などでもポジティブで広告配信に相応しいコンテンツレベルでのマネタイズをおこなえることを目指していきたいです。


この様なデマンド側からの意見に対して、一方の媒体社様側の視点からは、次のようなご意見が出てきました。

福武氏

メディアとして、在庫の価格が上がるのはよいことなのですが、その在庫自体が絞られてしまい配信量が減るのではないかという懸念があります。

安藤

ブランドセーフティを望む広告主様がCHEQを活用する機会が増えていけば、PMP等の高単価でのマネタイズが可能になると思います。また、ブランドセーフへの意識がそれほど高くなくて、パフォーマンスを最重視する広告主様も多くいらっしゃいますので、PMPから普段使われているSSPにパスバックする形でマネタイズができれば、収益はプラスになっていくと思います。

小林氏

今までのアドテクは安く・広く販売することを重要視していたが、現在は高く、効果がいいものを販売できることを重要視する様になってきていると感じています。

その後、今回のイベントに先立ってCHEQのヘダータグを導入していただいた媒体社様の視点から、その感想を伺いました。

小林氏

今回のレポートで感慨深かったのが、ブログ面は意外と数字が悪くなかったことです。ブログ面では制御不能な点があるためによくないコンテンツに広告が出てしまうといったイメージがついてしまい、リスクが高いと考えられがちです。しかし実際の数値を見てみると、ユーザーがこだわった優良なコンテンツが多く、ブランドセーフティ上、問題のないコンテンツであることが分かりました。

犬塚氏

広告主様にCHEQを活用いただければ、これまでイメージだけで、販売する機会を失っていたブログ面なども、問題のないコンテンツだけに配信することが可能になりますね。また、管理画面ではブロックしたURLもタイムリーに開示していますのでトランスペアレンシーの観点からもご興味いただけると思います。

最後に登壇者のみなさんから、一言ずつコメントをいただきました。

福武氏

オートリダイレクトなどのマルウェアの対応については悩まされておりましたので、CHEQのマルウェアソリューションにも期待値が高いです。

小林氏

メディア運営は当然広告だけではないので、日々、様々な課題に対処する必要がありますが、リソースは限られています。したがって、タグをいれるだけで、多方面の課題を解決できるソリューションが今求められていると思います。

犬塚氏

CHEQはインターネット広告の見えないリスクを可視化し、クリーンな状態でコントロールできる世界観を実現できます。タグの設置を通してよい関係作りができるよう宜しくお願い致します。

吉田

クライアント様は、ユーザーに提供しなければならないコンテンツであると理解はしていても、ブランドの信頼性に敏感なところもあります。CHEQはそのような広告主にアプローチできるソリューションであると感じました。

安藤

CHEQで悪意あるプレイヤーは排除して、誠意ある広告主様と媒体社様で健全にビジネスができる環境を作っていきたいと思います。



進行役の安藤から、この様に述べて、パネルディスカッションを締めくくりました。

最後に

最終のパートは、弊社の田中将陽(メディア・ディビジョン マネージャー)から、 CHEQソリューションの導入方法と今後の展開予定について、次のように紹介しました。

田中

CHEQ社とのパートナシップで、これからCCIは媒体社様にCHEQタグをご導入いただくサポートをエクスクルーシブで対応していきます。また、販売面でも、CHEQの機能であるアドフラウドブロッキング、ブランドセーフティ、 Guaranteed Viewabilityなどを可能とするPMPの商品を販売していきますので、、これから、媒体社様へ高い収益をお戻しできるように取り組んでいきたいと思っています。


CHEQでは、Malware Detectionやアプリへの対応、SSP機能なども開発中ですので、今後、更なるサービスの拡充を目指していきます。


今後もCCIはCHEQとのパートナーシップを通じて、インターネット広告市場の健全な発展に貢献してまいります。

以上、CHEQ Meetupの模様をお届けしました。

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